借金のこと、弁護士に相談下さい。弁護士が良きパートナーとして直接対応します。

お客様本位で考えました。

  • 電話無料相談の予約⇒24時間受付
  • 自己破産21万(税込)※同時廃止の場合
  • 費用の分割が可能です

川崎駅直結1分 夜間21時まで相談可(無料相談)

宮崎の親父

大﨑です。

 先日、宮崎市の井上様から宮崎産の完熟マンゴーをいただきました。

写真.JPG

 

 井上様からは、毎年、宮崎の美味しいものを頂戴しております。そして、宮崎から贈り物が届くたびに、いつも「親父」との思い出が甦ってきます。

 親父とは、私が司法修習で宮崎にいた時に知り合いました。私は司法修習生として一年間を宮崎ですごしました。

 宮崎に来てから間もないころ、私はある出来事が原因でお叱りを受けました。それが親父との最初の出会いでした。

 親父は、親父の個人的な利害や感情とは無関係の事で私を叱りました。叱ったとしても親父には何も得なことはなく、黙って無視していることもできたはずです。しかし、もしこのまま黙ってやりすごせば、私が今後も同じ過ちを犯し続け、それが私の人生にとって大きな損失であると考えて私を叱ったのだと思います。事実、私が過ちに気付かないまま宮崎で過ごしていたら、宮崎での楽しく充実した一年間はきっと違うものになっていたことでしょう。

 その出来事の後、私は親父から食事のお誘いを受けるようになりました。宮崎に来るまでは、ほとんど芋焼酎を飲まなかったのですが、親父と飲むうちに芋焼酎を好んで飲むようになりました。どこで手に入れるのか、何か特別なルートでもあるのか、親父は入手困難な焼酎を手に入れては「いい焼酎があるから、一緒に飲もう」と誘ってくれました。

 そう言えば、最初に親父と焼酎を飲んだ時にも、焼酎の飲み方でお叱りを受けました。私が焼酎を水割りにしようとすると、まるで私が何かとんでもないことをしているかのように「こんなに美味しい焼酎を水割りになんてするな!もったいない。宮崎の焼酎は(25度ではなく)20度だからストレートかロックで飲め!!」と叱られました。なるほど、確かに水で薄めるのはもったいないほど美味しい芋焼酎でした。

 宮崎で過ごした一年間で、どれだけ親父と飲んだことでしょうか。毎週火曜日は決まって飲んでいましたが、機会があれば火曜日以外に飲むこともありました。私からお誘いすると、いつも快く応じてくれました。

 どれだけ飲んだ後も、最後にラーメンかうどんを食べ、まるで酔いを冷ますかのように(相当な距離を)歩いて帰宅されました。酔っ払ってフラフラするようなこともなく、巨大な体躯で背筋をスッと伸ばし、大股で元気よく歩く親父の姿が、今でも目に浮かびます。
 
 私が宮崎を離れた後も、私のことを心配して方々に私のことを相談していたと、後に複数の方から聞きました。親父にとって私はいつも「できの悪い若造」だったので、こちらに戻ってからも心配を掛け続けたことでしょう。

 一昨年の年の暮れに、入院中の親父から電話がありました。親父は、いつものように、特に何か特別な話をするわけでもなく、また一緒に焼酎を飲もうと約束して電話を切りました。しかし、私は何となく胸騒ぎを覚え、急きょ、親父を見舞いに宮崎に行きました。そこで、井上様から初めて親父の身体の状態を教えていただき、その数日後に親父は息を引き取りました。

 親父が亡くなった後、井上様から若かりし頃の親父の写真を見せていただきました。東京オリンピックで、聖火を片手に誇らしげに走る、凛々しく逞しい若者の写真でした。

 宮崎の完熟マンゴーは、宮崎の強烈な太陽の光を浴びて、その赤黒い皮の下に濃厚な甘みの果肉を宿します。真っ黒に日焼けして、西郷さんのようにとびきり大きな目を輝かせる親父の優しい顔が、完熟マンゴーと重なります。

 井上様、美味しい完熟マンゴーをありがとうございます。
 

はじめての方は相談・ご依頼の流れをご覧下さい。

カテゴリ